『ママ友の財布』最終回

最終回でした。今まで読んで頂きありがとうございます。

最後のカモ田さんの顔をどんな表情で描くか、すごく悩みました。新しいママ友から親切にされたのだから、満面の笑み？とも思いましたが。。。困り顔に落ち着きました。というのも主人公のカモ田さんという女性は友達に良い思い出がない設定で（地元の友達とはあまりいい関係ではなかったし、引っ越し先でも早々にクレ子さんとトラブルになっている）新しいママ友が出来たのは嬉しいことだけれど、手放しでは喜べないところもあるのかなと…。また新しいママ友も、例えば【クレ子さんのことを詮索したり】【カフェ代を誕生日プレゼントだとレジ前で突然言ったり】（※カモ田さん抜きで当日にお店決めをしている点をふまえて）少し強引で、少し気が強いという風に描いてます。気弱なカモ田さんが今回のことで成長したとはいえ、今後振り回されないとも限らない…そういう次に続く不安感も最後に残しておきました。最後なんだからハッピーエンドにしても良いとは思ったけど、嫌でも人間関係は死ぬまで続くわけですから、あまりに綺麗すぎるオチにしないようにしました。

改めて今までありがとうございました。次の連載もよろしければ読んで頂けると嬉しいです。

『困った住人』第1話